『はるかなレシーブ』2期の可能性やアニメの続きはどこから読めばいい？

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2期・続編の可能性（現状予想）

結論から言えば、現時点では 公式に第2期の制作発表はされておらず、可能性はかなり低めと考えられています。

判断材料・根拠

続編を出すには、原作ストックが必要ですが、本作はすでに原作が完結しており、ストック自体は十分といえる（巻6～10まで残っている）という点はプラス材料。
ただし、続編判断で非常に重視されるのは 円盤売上 や 原作コミックスの売上、さらにアニメ化による収益性です。
円盤売上のデータを見ても、第1巻の初動枚数は約1,267枚という記録があり、他巻もおおよそ900枚前後の売上が見られるなど、アニメ化作品としては低水準と評価されることが多い。
夏アニメの円盤売上ランキングにおいて、「はるかなレシーブ」は第16位あたりに入り、売上枚数としては約1,049枚という数字が引用される例もあります。こうした順位・枚数は、多くのアニメ作品の継続判断ラインから見ると厳しい水準とされることが多い。
既に原作が完結しているため、「連載が続いているから続編が可能」という材料は使えない。つまり、制作側が「過去作品を掘って続編をつくる価値があるか」を判断するしかない状況。
ファン・評論界の予測・見解も、「可能性は低め」という方向が目立ちています。

これらを総合すると、アニメ2期を出すにはハードルが高い状態と見られます。

アニメの続きは原作のどこから読むか

アニメ版はおおよそ原作の 巻1〜巻5 をベースに構成されていると見られています。
したがって、アニメの続きを原作で追いたいという場合は、巻6から読むのが自然な流れです。ただし、巻5の終わりあたりまでの内容を軽くおさらいしておくと、ストーリーのつながりがつかみやすくなります。

円盤（Blu-ray / DVD）売上の状況

アニメ版の円盤売上は、続編制作可否を判断する上で重要な指標になりやすいですが、『はるかなレシーブ』の売上はあまり高くなかったようです。

第1巻の初動売上枚数は約 1,267枚 という記録があります。
他の巻も、おおよそ 900枚前後 の売上が複数巻で観測されています（第2巻が928枚、第3巻が943枚、第4巻が766枚、第5巻が939枚、第6巻が930枚など）。
夏アニメの円盤売上ランキングにおいては、「はるかなレシーブ」は第16位で売上枚数として約1,049枚というデータも引用されることがあります。

一般に、アニメ円盤売上の業界的な目安では、各巻累計で 3,000〜5,000枚程度 が採算ライン、5,000枚超 が続編の可能性が見えてくるライン、というように言われることが多く、この観点から見ると本作の円盤売上はかなり低めという評価になりやすいです。

原作のストック状況と完結状況

原作漫画は 全10巻で完結 しています。
連載終了は 2020年9月（掲載誌上2020年11月号）となります。
よって、原作が未完という不安要因はなく、アニメ化できる素材（巻6〜10）自体は揃っています。

原作の売上・発行部数

正確な 累計発行部数 を示す公表データは、私が調べた範囲では確認できません。ただし次のような情報は複数の資料で言及されています：

第1巻の初動売上記録として「最多部数16,877部以下」というような参考値が挙げられているものがありますが、これは確定的な発行部数とは言えません。
コミックスの売上が突出したヒット作というレベルには至っていない、という見方が複数の情報源でされており、ファン界隈や評論界では「一定のファン層を持つ作品だが爆発的大ヒットではない」評価が多いです.

したがって、原作売上は「健闘してはいるがトップ水準ではない」というのが妥当な判断です。

アニメと原作の相違点・違い

アニメ化に際して、原作との間には「尺の都合」「演出上の調整」「省略」などによる差異が生じがちですが、『はるかなレシーブ』にも以下のような違い・特徴が指摘されています（ファンの考察を含む）：

省略・カット
原作には試合シーン、練習描写、キャラクターの心理描写など比較的細かい描写がありますが、アニメでは時間制約のため一部が省略もしくは簡略化されている可能性があります。
構成・テンポ調整
原作ベースで進む漫画に比べて、アニメでは話数の制限があるためエピソードを統合したり、順序を入れ替えたり、テンポを速めたりする改変がされている可能性があります。
描写の強化／演出重視
ビーチバレーの動き・体のライン・汗・衣服の揺れなど、映像表現が可能なアニメ側で「見せ場化」されたシーンがあるという意見がファンの間であります。たとえば競技中の動きやフォーム、美しい海・砂・風景描写などで原作以上に視覚演出を強めているシーンもあると言われます。
キャラクター描写・内面の扱い
原作ではモノローグや内心の葛藤を丁寧に描写する場面が多い傾向がありますが、アニメではそれが一部短縮されたり、背景描写として処理されたりすることが指摘されています。副次キャラクターの掘り下げが抑えられている、というファンの感想も見られます。
サービス的描写の調整
女性キャラクターが多く登場し、身体描写も意識される作品ゆえ、アニメ化にあたっては過度にならないよう調整が入っているという可能性があります。原作より表現がマイルドになっているまたは省かれている描写があるという指摘もあります。

これらは、アニメ化において原作とのすり合わせや演出判断の中で必然的に生じる“翻案上の調整”と考えられます。

作者・如意自在の他の作品・作風

如意自在（にょいじざい）は、『はるかなレシーブ』で広く知られる漫画家ですが、近年も他作品を手掛けています。

2025年4月には、新連載『シンレデラアスリーツ』が「コミックDAYS」にてスタートしたという報道があります。これはスポーツ要素を含む作品とのこと。
また、オリコンニュース等では如意自在が新たにスポ根漫画を描くという報道が出ています。
作者はこれまでにも、複数の短編・読み切り作品を発表しており、作画・構成力を活かした作品を続ける傾向があるようです。
作風としては、スポーツ性・競技描写を重視しつつ、キャラクターの身体性・感情に密接に迫る描写を併せ持つスタイルが特徴とされます。かわいらしさのみではなく、緊張感・駆け引き・心理表現を交えるバランスを取る作家という評価があります。