以下に 【Word】PDFファイルを修正する方法を、解説します
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【Word】PDFファイルを修正する方法を徹底解説
Word(ワード)を使うと、実はPDFファイルをカンタンに編集できることをご存じでしょうか。
「PDFが間違っていたので直したい」「PDFの文字を消したい・追加したい」「内容を修正して再度PDFに書き出したい」
こういった場面で、わざわざ高額な専用ソフトを使わなくても、Wordだけで多くの編集作業が完結します。
本記事では、WordでPDFを修正する方法を手順つきで詳しく解説します。
注意点や活用方法、編集できない場合の解決方法まで網羅しているので、ぜひ最後まで参考にしてください。
▼ WordでPDFを修正できる理由
Word 2013以降には、PDFを編集可能な Word 文書(.docx)に自動変換する機能が搭載されています。
この「PDFリフロー」という機能により、PDFを開いた瞬間に、文字や画像が編集できる Word 文書として展開されます。
■ Wordで編集できる主な内容
- テキスト(文章)の修正・追加・削除
- 画像の差し替え・削除
- 表の編集
- ページの追加・削除
- レイアウトの調整
- フォント変更
※PDFの形式や作成方法によって、変換後にレイアウトが崩れる場合もあります。この後の章でも詳しく述べます。
▼ 手順①:WordでPDFを開く
まずはPDFをWordに取り込むところから始めます。
【手順】
- Wordを起動
- 上部メニューの [ファイル]→[開く] をクリック
- 編集したいPDFファイルを選択
- 「PDFを編集可能なWord文書に変換します」というメッセージが表示されたら [OK]
これだけでPDFがWord文書に展開され、内容が編集できるようになります。
● 変換時の注意点
- PDFの構造が複雑(画像主体のレイアウトなど)だと、Word変換後にレイアウトが崩れることがあります。
- 特に「雑誌」「冊子」「スキャン画像のPDF」は崩れやすいです。
このような場合は、後述の「画像PDFの場合の対処法」も確認してください。
▼ 手順②:Word上でPDF内容を編集する
Wordとして開けたら、通常のWord文書と同じように編集できます。
■ テキスト(文章)を修正する
そのまま文字を選択し、キーボードで入力すれば編集できます。
フォント変更、サイズ変更、色の変更などもいつも通り可能です。
■ 画像を編集・差し替える
編集したい画像を右クリックして
- 削除
- 図の変更(差し替え)
- サイズ変更
などが可能です。
■ 表を編集する
セルの追加、削除、結合、罫線変更などの操作もできます。
元のPDFが表データとして認識されていない場合は、Word上で表を作り直すほうが早い場合もあります。
■ ページの追加や削除
Wordで余分な段落記号(¶)が並んで1ページ空白になっていることがあります。
不要な部分を削除すれば、ページを整理できます。
▼ 手順③:編集後に再びPDFとして保存する
Wordで修正した内容は、再びPDF形式として書き出すことができます。
【手順】
- 上部メニューの [ファイル] をクリック
- [名前を付けて保存] を選択
- ファイルの種類を 「PDF」 に変更
- 保存をクリック
これで修正済みのPDFファイルが完成します。
▼ スキャン画像のPDFはそのまま編集できない?
PDFの中には、以下のようなタイプがあります。
- 紙をスキャナーで読み取ったPDF
- 画像だけで構成されているPDF
- OCR処理(文字認識)がされていないPDF
これらは 「画像の集合」 になっているため、Wordに取り込んでもテキストとして編集できません。
■ 対処方法
スキャンPDFを編集したい場合は次の方法があります。
① OCR(文字認識)を使う
文字を認識させて、編集可能なテキストに変換できます。
代表的な方法
- Adobe AcrobatのOCR機能を利用
- GoogleドライブのOCRを使う
- 専用OCRアプリを使用
認識精度は100%ではありませんが、紙を読み込んだPDFを修正したい場合に役立ちます。
② Word上で画像を差し替える
画像だけのPDFなら、画像の差し替えやトリミングなどが可能です。
ただし、文字部分そのものは書き換えられません。
▼ PDFをWordで編集する際の注意点
WordでPDFを編集する機能は便利ですが、次のような注意点があります。
● ① レイアウトが崩れることがある
特に以下の場合は崩れやすいです。
- 図形が多い
- 雑誌や冊子のような複雑なデザイン
- 表が複雑
- フォントが特殊
編集前に「どこが崩れたのか」をチェックしながら作業するのがおすすめです。
● ② 元のPDFに制限がかかっている場合は編集不可
PDFには、次のような編集制限を付けられることがあります。
- 文字編集禁止
- コピー禁止
- パスワード保護
これらが設定されている場合は、Wordでは編集できません。
パスワードが分かっている場合は解除できます。
● ③ 変換後は別ファイルとして扱われる
PDFを開く → Word文書に変換する
という流れのため、元のPDFが上書きされることはありません。
変更した内容をPDFで上書き保存したい場合は再度PDFとして保存し直す必要があります。
▼ WordでPDF編集がうまくいかない場合の対処法
PDFをWordで修正しようとしたとき、よくあるトラブルと解決策をまとめます。
■ 1. 文字がバラバラに配置されていて編集しにくい
これはPDFの構造が「行ごと」「文字ごと」になっている場合に起きます。
解決策
- いったんテキスト部分をコピーし、Wordに貼り直す
- 不要な改行・段落記号を削除して整える
- 表や段組みは作り直す
■ 2. フォントが変わってしまう
Word側にそのフォントがインストールされていないためです。
解決策
- 元PDFで使われているフォントを調べ、同じフォントをインストール
- Wordで似たフォントに置き換える
- 全体のフォントを1種類に統一する
■ 3. 開けない・編集できないPDFがある
パスワード保護や編集制限がかかっている可能性があります。
解決策
- 正しいパスワードを入力
- 作成者に編集可能なファイルを依頼
- PDFのプロパティで編集制限を確認する
▼ 【まとめ】Wordを使えば多くのPDFは簡単に修正できる
WordにはPDF編集機能が標準搭載されているため、以下のような使い方が可能です。
- 文章の修正
- 画像の差し替え
- レイアウトの調整
- ページの削除・追加
- 再度PDFとして出力
特別なソフトは不要で、作業手順もシンプルです。
一方で、スキャン画像のPDFや複雑なレイアウトのPDFは変換がうまくいかない場合もあるため、OCR利用や手動調整が必要になることがあります。
PDFのちょっとした修正なら、まずはWordで開いてみるのが最も手軽でおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、PDF編集作業を効率化してみてください。


