「エクセルで削除されたワークシートを復元する方法」 を、分かりやすい構成 でまとめました。
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エクセルで削除されたワークシートを復元する方法を徹底解説
Excelでは、誤操作によってワークシート(シート)を削除してしまうことがあります。重要なデータをまとめていたシートをうっかり削除してしまうと、「元に戻せるの?」「復元できなかったらどうしよう」と焦ってしまいますよね。
結論からいうと、Excelでは削除したシートの復元が可能なケースが多くあります。
本記事では、削除したワークシートを復元するための方法を、初心者でもわかりやすく丁寧に解説します。
「元に戻す」からの簡単復元方法から、ファイルのバージョン履歴、バックアップファイルの利用まで、状況別に完全ガイドします。
目次
- エクセルでワークシートを削除したときの基本知識
- 【最速】「元に戻す」からシートを復元する方法
- Excel のバックアップから復元する方法
- OneDrive・SharePoint で「バージョン履歴」から復元する方法
- 自動保存(AutoSave)・オートリカバリー(回復ファイル)から復元する方法
- 別ファイルにシートが残っている可能性をチェックする
- 復元できないケースと対策
- シート削除トラブルを防ぐ予防策
- まとめ
1. エクセルでワークシートを削除したときの基本知識
まずは、Excelのシート削除がどのような動作なのかを理解しておきましょう。
■ 削除されたシートは「元に戻せる」場合がある
Excel のシート削除は、基本的に 操作直後であれば元に戻すことが可能 です。
しかし、次の条件が必要です。
- シート削除後、Excelを閉じていない
- シート削除後、別の重大な操作を行っていない
- AutoSave(自動保存)がオンの場合は、復元に制限がある
つまり、削除してすぐなら復元できる可能性が高いわけです。
■ Excelは削除されたシートをゴミ箱に移動しない
ファイル削除の場合は「ゴミ箱」から戻すことができますが、ワークシート削除はゴミ箱に残りません。
そのため、Excel内部の機能を使った復元が必要になります。
2. 【最速】「元に戻す(Ctrl + Z)」から削除シートを復元する方法
もっとも簡単で効果的な方法です。
シート削除後すぐ であれば、ほぼ確実に復元できます。
■ 手順
- シートを削除してしまった直後に
Ctrl + Z を押す
または
Excelの左上にある 「元に戻す」ボタン をクリック - 削除されていたワークシートが復元されます
■ 注意点
- 複数回の操作をしていると、削除前の状態に戻れないことがあります
- AutoSave(Office 365 / Microsoft 365)でリアルタイム保存が有効だと、操作履歴が残らず戻せない場合があります
- Excelを閉じてしまうと復元は不可能
最初に試すべき鉄板テクニックです。
3. Excel のバックアップから復元する方法
Excelには「バックアップコピーを作成する」機能があります。
設定していれば、同じフォルダ内に 「ファイル名のバックアップ.xlk」 が作られていることがあります。
■ 確認方法
- Excelのファイルが保存されているフォルダを開く
- 「.xlk」という拡張子のファイルがないか探す
例:- “Book1.xlsx” の場合 → “Backup of Book1.xlk”
■ 復元方法
- .xlkファイルをダブルクリックで開く
- 削除されたシートがあるか確認
- 必要なシートをコピーして元のファイルへ貼り付ける
(シートタブを右クリック → 移動またはコピー)
■ 注意点
- 初期状態ではバックアップ機能は オフ
- 手動で設定していないと利用できない
- ファイル作成時や定期的な保存時にしか更新されない
バックアップ設定を普段から行っている人には有効な方法です。
ファイルが OneDrive や SharePoint に保存されている場合、最も強力なのがこの方法です。
バージョン履歴を使えば、過去の任意の状態のファイルに戻すことが可能です。
■ 復元手順(OneDriveの場合)
- OneDrive のフォルダを開く
- 復元したい Excel ファイルを右クリック
- 「バージョン履歴」 を選択
- 過去のバージョンを開く
- シートが残っている状態のバージョンを確認
- 必要なシートをコピーして現在のファイルに貼り付ける
または、そのバージョン自体に完全復元
■ バージョン履歴が使える条件
- ファイルが OneDrive / SharePoint に保存されている
- AutoSave が有効になっていると自動で履歴が作成される
Microsoft 365ユーザーなら、最も復元可能性が高い方法です。
5. 自動保存(AutoSave)・オートリカバリー(回復ファイル)で復元
Excelはクラッシュや異常終了が発生した場合、「回復ファイル」を自動で作成します。
■ オートリカバリー(回復ファイル)の確認方法
- Excelを開く
- 左側に「ドキュメント回復」パネルが表示されているか確認
→ クラッシュ後は自動で表示 - 回復ファイルの中からシートが残っているものを開く
■ 手動で回復ファイルを探す
次のフォルダに保存されている場合があります:
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\
または
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles\
ここに一時保存されたファイルが残っていることがあり、削除したシートが復元できる可能性があります。
6. 別ファイルにシートが残っている可能性をチェック
意外と多いケースとして
「実は削除していなくて、別ファイルにシートが残っていた」
ということがあります。
■ よくある例
- 「名前を付けて保存」で別ファイルとしてだけ保存され、元のファイルが古いまま残っていた
- シートを移動したつもりが、別のブックに移していた
- 他のバージョンのファイルを開いていた
■ 確認すべきポイント
- 最近使ったファイル
- 同じフォルダ内に類似ファイル名が複数あるか
- 日時の異なるバックアップファイル
削除したと思ったら、実は別の場所にシートが残っていたというケースは非常に多いです。
7. 復元できないケースと対策
残念ながら、次の場合は復元ができません。
■ 復元が不可能なケース
- シート削除後、Excelを閉じてしまった
- AutoSave で削除後にすぐ保存されてしまった
- バックアップ・バージョン履歴が一切ない
- 上書き保存を何度も行ってしまった
Excelは基本的に「操作の取り消し履歴」と「保存ファイル」を元に復元します。
つまり、それが残っていなければ復元は困難です。
8. シート削除トラブルを防ぐための予防策
シート削除は予想以上に起こりやすいトラブルです。
以下の対策を行うことで、削除しても復元しやすくなります。
■ 1. OneDrive に保存して「バージョン履歴」を活用
Microsoft 365 ユーザーであれば、これが最強です。
■ 2. 定期的に「別名で保存」する
違う名前で保存すれば、バックアップが増えて安全性が向上します。
■ 3. シート保護で「削除」を防ぐ
操作を保護することで、シートの削除自体を防ぐことができます。
■ 4. 大事なデータはコピーして別シートに保管
作業用シートとは別にバックアップシートを作っておくと安心です。
9. まとめ
エクセルで削除されたワークシートは、状況によっては復元できます。
特に次の方法は効果的です。
- Ctrl + Z(元に戻す)
- OneDrive / SharePoint のバージョン履歴
- バックアップファイル(.xlk)
- 回復ファイル(オートリカバリー)
逆に、Excelを閉じてしまったあとでは復元が難しいため、
「元に戻す」は削除直後に必ず試しましょう。
この記事の方法を参考に、削除してしまったワークシートを最大限復元できるようチャレンジしてみてください。


