以下では 【Word】英語やWebアドレスが混じった文書の文字間隔を正す方法 を丁寧に解説します。
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【Word】英語やWebアドレスが混じった文書の文字間隔を正す方法をわかりやすく解説
Wordで日本語文章を作成していると、**英単語・メールアドレス・URL(Webアドレス)**などの半角文字が途中で入った際に、
「文字間隔が不自然になる」「行間のバランスが変」「文章がガタついて見える」
といった問題がよく発生します。
特に、
- 日本語(全角)+英語(半角)
- 日本語(全角)+URL(https:// など)
- 日本語(全角)+メールアドレス
- 日本語(全角)+半角数字や記号
という 「全角と半角の混在」 は、Wordのレイアウトでずれが出やすい典型例です。
この記事では、Wordで英語やURLが混ざっても美しく整うように、文字間隔(カーニング)を正す方法を、初心者でも迷わない手順で詳しく解説します。
Word 2016 / 2019 / 2021 / Microsoft 365 いずれの環境でも共通して使える内容です。
1. なぜ英語やWebアドレスを含むと文字間隔が崩れるのか?
まずは「文字間隔が不自然になる理由」を理解しておくと、後の調整がスムーズになります。
■ 全角と半角の幅の違い
日本語は基本的に 全角=1文字分の幅 として扱われ、
英語・数字・記号は 半角=全角の半分の幅 として扱われています。
この「幅の違い」が、文章内で混在すると以下のような違和感につながります。
- 文字が詰まりすぎる
- 逆に広がって見える
- URLだけ行からはみ出す
- 改行位置が見た目と合わない
■ Word の自動調整(カーニング)が働かない場合がある
Wordには「文字間隔を自動調整する機能」がありますが、
英数字やURLが長い場合は、自動調整が行われないケースがあります。
特に、
- URLやメールアドレスは1つの“塊”として扱われる
- ハイフンやアンダーバーが続くと幅が変わらない
- 日本語と英語の境目で調整されない
という仕様があるため、全角文章と混在することでガタつきやすくなります。
■ 日本語と欧文のフォントが異なる場合
同じフォント名を指定していても、
- 日本語用の字形
- 欧文用の字形
が別々に用意されており、内部設定が違う場合があります。
そのため「Noto Sans JP」や「游ゴシック」などでも英語だけわずかにサイズが違い、これが文字間隔の乱れの原因になります。
2. Wordで文字間隔を整える4つの基本方法
Wordでは、以下の4つを使うことで文字間隔を美しく整えることができます。
- 文字間隔(カーニング)の設定を有効にする
- 英数字だけフォントを統一する
- URL の自動ハイパーリンクを無効にする
- 段落レイアウトの自動調整を有効にする
それぞれ手順を詳しく解説します。
3. 【基本】カーニングを有効にして文字間隔を改善する方法
Wordの文字間隔が不自然になる一番の原因は カーニング(文字間隔自動調整)が無効 のままだからです。
■ カーニングを有効にする手順
- 文字(または文章全体)を選択
- 右クリック → フォント を開く
または、リボンの「ホーム」→フォント右下のダイアログボタンをクリック - 「詳細設定」タブを開く
- 「文字間隔」セクションで
✔ カーニングを行う にチェック - 「○ポイント以上」の数値 → 8 pt などに設定
- OK を押して反映
■ ポイント数の目安
| フォントサイズ | おすすめ設定 |
|---|---|
| 10.5pt~12pt | 8pt以上に設定 |
| 14pt以上 | 12pt以上に設定 |
※「○ポイント以上」の値は、英数字に対してどのサイズからカーニングを適用するかの指定です。
■ 効果
✓ 日本語と英語の境目の空き具合が自然になる
✓ URL や英単語の詰まりすぎが改善される
✓ 行末の不揃いが減る
文章全体の読みやすさが格段に改善されます。
4. 【効果大】英語・URLだけフォントを統一してズレをなくす
英語やURLだけ 欧文フォントが別扱いされている ことが原因で間隔が崩れることがあります。
その場合、英語部分を次のように設定することで改善します。
■ おすすめの欧文用フォント
- Calibri
- Arial
- Times New Roman
- Source Sans
- Noto Sans
日本語フォントと混在しても崩れにくく、URLでもバランスが取りやすいのが特長。
■ 設定手順
- 英語・数字・URL部分を選択
- ホーム → フォント を開く
- 「英数字用フォント」を
Calibri または Arial に設定 - 日本語は「游ゴシック」「游明朝」「Noto Sans JP」「Meiryo」などをそのまま使用
■ URLで文字幅がバラつく場合
長いURLの場合、
フォントを Calibri(推奨)に変更すると、
文字間隔が均一に揃い、行の見た目も安定します。
5. 【URL対策】ハイパーリンクの自動生成を無効にする
Wordは http:// や https:// を入力すると、自動的にリンク化します。
しかしこれにより、
- 文字間隔がわずかに詰まる
- 青色+下線がつき、デザインが崩れる
- URLの一部がフォント設定を引き継がない
といった問題が起こります。
■ 自動ハイパーリンクを無効にする方法
- ファイル → オプション
- 左メニューから 文章校正 を選択
- 「オートコレクトのオプション」をクリック
- 「入力オートフォーマット」タブ
- ✔ インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更
→ チェックを外す - OK
■ すでに貼られたリンクを解除したい場合
- URLを右クリック
- ハイパーリンクの削除
これで普通のテキスト(通常の文字間隔)に戻ります。
6. 段落の自動調整で行崩れを解消する
英語やURLが行末に来ると、Wordは強制的に改行したり、行間を広げたりする場合があります。
これを防ぐには「段落の体裁」設定を調整します。
■ 手順
- 対象の段落を選択
- 右クリック → 段落
- 「体裁」タブを選択
- 次をチェック
✔ 禁則処理を行う
✔ 英単語の途中で改行しない
✔ 文字間隔を自動調整する
■ 効果
- URLが途中で切れにくくなる
- 英語が折り返されても変なスペースが入らない
- 行間の空きが自然になる
文章全体の見た目が大幅に改善します。
7. 【応用】文字間隔を手動で微調整したい場合
カーニングを使っても、URLやメールアドレスの一部がまだ広く感じる…
そんな場合は、手動調整も可能です。
■ 微調整の方法
- 文字または単語を選択
- 右クリック → フォント
- 「詳細設定」タブ
- 「文字間隔」 → 「間隔」を
- 狭く(-0.1pt〜-0.3pt)
- 広く(+0.1pt〜+0.3pt)
で微調整
※ +1pt以上など大きく調整すると逆に不自然になります。
8. よくある文字間隔の悩みと解決策まとめ
● URLだけ行がはみ出る
→ 欧文フォントを Calibri に変更
→ 段落設定の「英単語の途中で改行しない」を有効にする
● 英語だけ縦にずれて見える
→ 英数字のフォントを統一する
● URLが青くなってレイアウトが崩れる
→ ハイパーリンク自動生成をオフに
→ 既存リンクを削除
● 日本語と英語の境目が不自然
→ カーニングを有効にする(8pt以上推奨)
● 文章全体のバランスが悪い
→ 段落の「禁則処理」「自動調整」を有効に
9. まとめ:Wordで英語やURLが混ざった文書も美しく整えられる
英語・数字・URLが混在する文書は、
Wordの既定設定では文字間隔が乱れやすいのが問題でした。
この記事で紹介した方法を組み合わせれば、見た目が一気に整います。
■ 今日紹介した手順まとめ
- カーニングをオン
- 英数字のフォントを統一(Calibriなど)
- URLの自動ハイパーリンクをオフ
- 段落の自動調整を有効化
- 必要なら 文字間隔を手動で微調整
これらを行うことで、
ビジネス文書・学校レポート・取扱説明書・ブログ原稿など、
どんな文書でも美しいレイアウトに仕上げることができます。


