以下では 「Windowsで時間が勝手にずれる・遅れる・合わない」 ときの対処方法を、原因別に 徹底解説 します。
専門用語をできるだけ避けて、初心者でも確実に直せるようにまとめています。
Contents
- 🕒 Windowsで時間がずれる原因と対処方法
- ◎ 1. 基本のチェック:Windowsの自動時計設定を見直す
- ◎ 2. 正しい時刻サーバーに変更する(最も効果が高い)
- ◎ 3. Windows Time(W32Time)サービスが止まっていないか確認
- ◎ 4. BIOS(UEFI)の時計がズレていないか確認
- ◎ 5. マザーボードのCMOS電池切れ
- ◎ 6. VPN利用時の時間ズレ
- ◎ 7. インターネット接続が不安定
- ◎ 8. システムファイル破損による時間ズレ
- ◎ 9. Windowsの時刻同期を強制的にリセットする(上級者向け)
- ◎ 10. それでも直らない場合の最終手段
- 🟦 総まとめ:Windowsの時間ズレは「この順番」で直す
🕒 Windowsで時間がずれる原因と対処方法
Windows 10 / Windows 11 で時計が勝手にずれる問題は、多くのユーザーが経験するトラブルです。
時間がずれると、ファイルの更新日時が狂ったり、アプリのログインに失敗したり、オンラインゲームで同期が取れなくなるなど、様々な不具合につながります。
この問題は 正しい設定、ネットワーク、PC内部の時計、OSの障害 のいずれかに原因があります。
ここでは原因と対処方法を「確実に直す順番」で解説します。
◎ 1. 基本のチェック:Windowsの自動時計設定を見直す
まず最も多い原因が「自動設定が無効」「時刻サーバーがエラー」の2つです。
【対処①】Windowsの自動時刻設定をONにする
▼ 手順
- 「スタート」→「設定」
- [時刻と言語] → [日付と時刻]
- 次の項目を確認
- 「時刻を自動的に設定する」 → ON
- 「タイムゾーンを自動的に設定する」 → OFF(推奨)
- 「タイムゾーン」 → (UTC+09:00) 大阪、札幌、東京 に設定
▼ なぜ自動タイムゾーンはOFFが良い?
Wi-Fiやネットワークによって勝手に変えられてしまい、時刻がずれるケースが多いためです。
【対処②】「今すぐ同期」で手動修正
同じ画面の下にある
「今すぐ同期」 をクリックすれば、すぐに時刻が修正されます。
▼ ここでエラーが出る場合
→ 次の「時刻サーバーを変更する」を実施してください。
◎ 2. 正しい時刻サーバーに変更する(最も効果が高い)
Windowsが参照するインターネット時刻サーバーが不安定だと、時計がずれます。
▼ 手順
- 「コントロールパネル」
- 「時計と地域」
- 「日付と時刻」
- 「インターネット時刻」タブ
- 「設定の変更」をクリック
- サーバー欄に 以下のいずれかを入力
✔ おすすめ時刻サーバー(安定性が高い)
◎ NICT 日本標準時
ntp.nict.jp
◎ Windows標準
time.windows.com
◎ Google public NTP
time.google.com
◎ NTP.org(世界標準)
pool.ntp.org
▼ 設定後
「今すぐ更新」→「OK」 をクリック。
これで時刻が正確になる場合が非常に多いです。
◎ 3. Windows Time(W32Time)サービスが止まっていないか確認
Windowsの時計の仕組み自体が停止している場合もあります。
【対処③】Windows Time サービスを再起動
▼ 手順
- Windowsキー+R →
services.mscと入力 - サービス一覧から
「Windows Time」 を探してダブルクリック - 状態を確認
- 実行中 → 問題なし
- 停止 → 「開始」をクリック
- 「スタートアップの種類」を → 「自動」 に変更
- 「適用」を押して閉じる
◎ 4. BIOS(UEFI)の時計がズレていないか確認
Windowsを再起動した瞬間からズレる場合は BIOS側の時計 が狂っています。
【対処④】BIOS時間を修正する
- PCを再起動
- メーカーによって異なるキーを押す(例:F2、Del、F10 など)
- BIOS設定画面で「Date」「Time」を探す
- 正確な日付と時刻に修正
- Save & Exit(保存して終了)
▼ BIOS時計が頻繁にリセットされる場合
→ CMOS電池の消耗の可能性が高い
(次で説明)
◎ 5. マザーボードのCMOS電池切れ
デスクトップPCで特に多い原因です。
CMOS電池(CR2032など)が消耗すると
- BIOS時刻がリセット
- Windows時計が常にズレる
- 再起動のたびに時間が戻る
…などの症状が起きます。
【対処⑤】CMOS電池を交換する
▼ 用意するもの
- CR2032 ボタン電池(コンビニでも売っている)
▼ 手順(デスクトップPCの場合)
- PCの電源を切る
- コンセントを抜く
- PCケースを開ける(側面パネル)
- マザーボード上の 銀色の丸い電池(CR2032) を外す
- 新しい電池をセット
- PCを起動し、BIOSで時刻を再設定
※ ノートPCは分解が複雑なので無理に開けず、メーカー修理推奨。
◎ 6. VPN利用時の時間ズレ
海外VPNや企業VPNを使うと タイムゾーンが変わる・同期エラー が発生します。
【対処⑥】VPNを切って時刻同期する
- VPNをオフ
- Windowsの「今すぐ同期」を実行
- その後VPNをオンにする
◎ 7. インターネット接続が不安定
Wi-Fiが頻繁に切断されると時刻同期ができません。
【対処⑦】ネットワーク再設定
- スタート → 設定
- 「ネットワークとインターネット」
- 「ネットワークのトラブルシューティング」を実行
- 必要に応じてルーターを再起動
◎ 8. システムファイル破損による時間ズレ
OSの一部が破損している場合もあります。
【対処⑧】修復コマンドを実行する
管理者でコマンドプロンプトを開いて次を実行:
sfc /scannow
続いて:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
完了後、再起動してください。
◎ 9. Windowsの時刻同期を強制的にリセットする(上級者向け)
どうしても直らない場合に有効。
▼ コマンドプロンプト(管理者)で実行
- Windows Time サービスを停止
net stop w32time
- NTPサーバーを再設定(例:NICT)
w32tm /config /manualpeerlist:"ntp.nict.jp" /syncfromflags:manual /reliable:yes /update
- サービス開始
net start w32time
- 同期強制
w32tm /resync
◎ 10. それでも直らない場合の最終手段
- Windows Update の不具合
- マルウェア
- システムファイルの深刻な破損
こういった場合は、次の対処が必要です。
【対処⑨】Windowsを修復(インプレースアップグレード)
データを残したままOSを修復できます。
Microsoft公式サイトから最新ISOをダウンロードして実行すれば、システム部分が修復されます。
🟦 総まとめ:Windowsの時間ズレは「この順番」で直す
| 優先順位 | 対処方法 |
|---|---|
| ① | 自動時刻設定をON/今すぐ同期 |
| ② | 時刻サーバーをNICTに変更 |
| ③ | Windows Timeサービスの確認 |
| ④ | BIOS時間の確認 |
| ⑤ | CMOS電池交換(デスクトップPC) |
| ⑥ | VPNをオフにして同期 |
| ⑦ | ネットワークの修正 |
| ⑧ | システムファイル修復 |
| ⑨ | Windows修復(インプレース) |
この順番で行えば、ほとんどの時間ズレ問題は確実に改善します。


