【完全ガイド】Windows 11でWindows Defenderを有効化する方法
―無料で使える最強のセキュリティを守ろう―
■ はじめに:Windows Defenderとは?
Windows 11には、標準で「Microsoft Defender(旧:Windows Defender)」というセキュリティソフトが搭載されています。
このDefenderは、ウイルスやスパイウェア、マルウェアなどからPCを守る無料の総合セキュリティ機能です。
昔は「市販のウイルス対策ソフトを入れないと危険」と言われていましたが、
現在のDefenderは非常に高性能で、世界的なセキュリティ評価機関(AV-TESTなど)でも高いスコアを獲得しています。
✅ 結論:Windows 11では、Defenderを有効にしておくだけで十分安全。
ただし、「無効化されている」「他のセキュリティソフトを入れていて動作していない」場合は注意が必要です。
この記事では、Defenderを有効化・確認・設定する方法をわかりやすく解説します。
■ 1. Windows Defenderの状態を確認する
まず、自分のPCでDefenderが有効になっているかどうかを確認しましょう。
▼ 手順
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スタートボタンをクリック
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「設定(歯車アイコン)」を開く
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左メニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択
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「Windows セキュリティ」をクリック
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「Windows セキュリティを開く」を選択
すると、「Windows セキュリティ」アプリが開きます。
ここに以下のような項目が表示されます。
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ウイルスと脅威の防止
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アカウントの保護
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ファイアウォールとネットワーク保護
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アプリとブラウザーの制御
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デバイス セキュリティ
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デバイスのパフォーマンスと正常性
各項目に「緑のチェックマーク(✓)」が付いていれば有効です。
■ 2. Windows Defenderを有効化する手順
もしDefenderが「オフ」または「無効」と表示されていたら、次の方法で有効化しましょう。
▼ 手順(ウイルスと脅威の防止)
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「Windows セキュリティ」を開く
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「ウイルスと脅威の防止」をクリック
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「ウイルスと脅威の防止の設定」を開く
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「リアルタイム保護」のスイッチをオンにする
これでDefenderが有効になります。
リアルタイム保護をオンにしておくと、ファイルのダウンロードやアプリの実行時に自動でウイルスをチェックしてくれます。
■ 3. 他のセキュリティソフトが原因で無効になっている場合
Defenderは、他社製ウイルス対策ソフト(Norton、McAfee、ESETなど)がインストールされていると自動で停止します。
これはシステムの競合を防ぐための仕組みです。
▼ 対処法
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市販ソフトをアンインストール → 再起動
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その後、自動的にDefenderが再有効化されます
もし自動で戻らない場合は、上記の手順で「リアルタイム保護」をオンにしてください。
■ 4. ファイアウォール機能も確認しよう
Defenderには「Windows ファイアウォール」も統合されています。
これを有効化することで、インターネットを介した不正アクセスを防ぐことができます。
▼ 手順
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「Windows セキュリティ」アプリを開く
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「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
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各ネットワーク(ドメイン/プライベート/パブリック)の状態が「オン」になっているか確認
もし「オフ」になっていた場合は、各項目をクリックしてスイッチをオンにします。
■ 5. 定期スキャンの設定
Defenderは自動スキャンを行ってくれますが、手動でチェックすることも可能です。
▼ 手順
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「ウイルスと脅威の防止」を開く
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「クイックスキャン」ボタンをクリック
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PC内の主要フォルダをすぐに検査
より詳しく調べたい場合は「スキャンのオプション」から「フルスキャン」や「カスタムスキャン」を選びましょう。
■ 6. セキュリティ更新の確認
Defenderの性能を保つには、ウイルス定義ファイル(セキュリティ情報)を常に最新に保つことが重要です。
▼ 手順
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「Windows セキュリティ」を開く
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「ウイルスと脅威の防止」→「ウイルスと脅威の防止の更新」
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「更新プログラムのチェック」をクリック
これで最新のウイルス情報を取得できます。
■ 7. 有効化されているか再確認する
最後に、Defenderが正常に動作しているかをもう一度確認します。
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設定アプリ → 「プライバシーとセキュリティ」
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「Windows セキュリティ」→「セキュリティの概要」
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すべての項目に「緑色のチェック」がついていればOK
■ 8. まとめ:Windows 11はDefenderで十分守れる
Windows 11のDefenderは、無料とは思えないほど優秀です。
リアルタイム保護・ファイアウォール・クラウド検出など、他社製品にも匹敵する防御力を持っています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| リアルタイム保護 | ウイルス・マルウェアを即時検出 |
| ファイアウォール | 不正アクセスを防止 |
| クラウド保護 | 最新の脅威データをオンライン検出 |
| 自動スキャン | 定期的にPCを自動チェック |
| 無料 | Windows標準搭載・追加料金なし |
💡 市販ソフトを入れなくても、Defenderを有効にして定期スキャンを行えば、
一般的な家庭・ビジネス用途なら十分安全にPCを使えます。
■ トラブル時の補足
もし「Defenderが有効にならない」「設定画面が開かない」といったトラブルがある場合は:
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Windows Updateで最新の状態にする
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他社セキュリティソフトを完全に削除する
-
再起動後に「リアルタイム保護」を再設定
それでも直らない場合は、
「Windows セキュリティ アプリの修復」機能を使うことで改善することが多いです。
■ まとめ
✅ Windows 11ではDefenderをオンにしておくだけで十分強力。
✅ 常に最新の状態を保ち、定期スキャンを心がけましょう。
✅ 無料で高性能 ― これがMicrosoft純正の魅力です。






