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『タブー・タトゥー』2期の可能性やアニメの続きはどこから読めばいい?

タブー・タトゥー』は、真じろうによるアクションバトル漫画で、超常的な力を持つ「呪紋(じゅもん)」を巡る戦いを描いた作品です。アニメ化もされた本作は、格闘・陰謀・国家間の抗争を交えたスピーディーな展開と、緻密なバトル描写が特徴です。

以下では、アニメ第2期の可能性、原作の続き、売上、アニメと原作の違い、作者の他作品などを網羅的に詳細に解説し、最後に表にまとめます。

『タブー・タトゥー』2期の可能性やアニメの続きはどこから読めばいい?

■ 作品概要

『タブー・タトゥー(Taboo Tattoo)』は、真じろうによる漫画作品で、角川書店の「月刊コミックアライブ」にて2009年から2017年まで連載され、全13巻で完結しています。アニメ化は2016年7月から9月まで放送され、全12話構成で制作されました。

物語は、空手の心得がある普通の中学生・赤塚正義(セーギ)が謎の老人から「呪紋(タトゥー)」と呼ばれる兵器を託されたことから始まります。この呪紋は、アメリカとセリニスタン王国という架空の国家が極秘裏に開発した超常兵器で、持ち主に特殊な能力を授けます。セーギはやがて、米軍所属の女性兵士イジーらと共に戦いへと巻き込まれていきます。


■ 1. アニメ第2期の可能性

2025年5月時点で、『タブー・タトゥー』のTVアニメ第2期に関する公式発表はありません。むしろ、現実的には2期制作の可能性は非常に低いと考えられています。

その理由は以下の通りです:

  • 原作は2017年に完結しており、新たなストックは存在しない。

  • アニメの円盤売上が非常に低調だった(後述)。

  • アニメ版の評価が賛否両論で、原作ファンからも不満の声があった。

アニメ版は原作の展開を大胆に改変し、1クール(12話)で原作の終盤にまで突入した結果、駆け足すぎる展開が問題視されました。結果的に、視聴者・原作ファンの間で好評を得ることは難しく、続編制作の機運はほとんど見られません。


■ 2. アニメの続きはどこから読めばいい?

アニメでは、1クールの中で原作13巻中の10巻程度までの内容をカバーしています。ただし、ストーリー展開がかなり圧縮されており、アニメと原作では描写や順序が異なる点が多数あります。

そのため、アニメの続きが気になる方には原作第1巻からの通読をおすすめします。特に以下の理由からです:

  • キャラクターの心情描写が深い。

  • 戦闘描写や政治的背景の掘り下げがアニメより丁寧。

  • アニメではカットされたシーンや伏線が多数存在。

なお、アニメ最終話で描かれた展開は原作終盤に基づいてはいるものの、演出や結末が異なっているため、最終的な結末を知りたい人は13巻まで読むことを推奨します。


■ 3. 円盤(Blu-ray/DVD)の売上

『タブー・タトゥー』のアニメ円盤売上は、**初週で300枚前後(1巻)**とされており、非常に低調な結果となりました。アニメ業界では、5,000枚が続編制作の1つの目安とされているため、これには遠く及びません。

また、配信収益やグッズ販売も大きな話題にはならなかったことから、メディアミックス展開としては成功とは言い難い状況でした。


■ 4. 原作のストック状況

すでに完結済みの作品であるため、原作のストックは存在しません。全13巻でストーリーは完結し、アニメ放送以降の新規エピソードの追加も行われていません。


■ 5. 原作の売上・発行部数

公式からの正確な発行部数は公表されていませんが、完結時点で累計発行部数は100万部前後と推定されています(業界データからの推測)。ライトノベル原作ではないオリジナル漫画としては中堅クラスといえる部数ですが、アニメ化によって大きく部数が跳ね上がるタイプではありませんでした。


■ 6. アニメと原作の違い

■ 主な違い:

項目 内容
テンポ アニメは1クールで原作10巻相当を消化したため、非常に速い。
キャラ描写 原作ではキャラの成長や心理が深く描かれているが、アニメでは省略多数。
戦闘シーン アニメは作画のムラがあり、迫力に欠ける部分もあった。原作は安定。
エンディング アニメは原作の流れに沿いながらも、結末を簡略化・改変している。

特にアニメでは、構成上無理のある展開が多く、世界観の複雑さに対して丁寧な説明が不足していたため、未読者には理解が難しかったという声もありました。


■ 7. 作者・真じろうの他作品

真じろう氏は、アクション・サスペンスを得意とする漫画家で、以下のような作品も手掛けています。

  • 『Fate/Zero(漫画版)』
    虚淵玄によるライトノベルのコミカライズ。原作に忠実かつ高品質な作画が高評価。

  • 『拝み屋郷内 花嫁の家』
    ホラー×民俗学的要素を取り入れたスピンオフ作品。

  • 『DEAD COMPANY』(2020年~):
    デスゲームをテーマにした近未来サバイバル漫画。バイオレンス×ゲーム要素が融合。

真じろう氏は画力が高く、ダークファンタジーや複雑な人間関係を描くことに定評がある作家です。


◆ 情報まとめ表

項目 内容
2期の可能性 公式発表なし。売上不振と完結済みのため、続編の可能性は極めて低い。
アニメの続き 原作1巻から読むのが推奨。アニメは大幅なカット・改変あり。
円盤売上 1巻あたり約300枚前後と推定。商業的に失敗。
原作ストック なし(全13巻で完結済み)。
発行部数 累計100万部前後と推定。
アニメと原作の違い テンポ・演出・結末に違いあり。原作の方が丁寧。
作者の他作品 『Fate/Zero(漫画版)』『DEAD COMPANY』など。

補足

『タブー・タトゥー』はアニメに恵まれなかったものの、原作は着実に評価を積み重ねてきたアクション漫画です。作品の真価を知りたい方には、原作の通読を強く推奨します。

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