Steam Client WebHelperとは?複数起動する理由やCPU・メモリ使用率が高いときの対処法
Windowsのタスクマネージャーを開いたときに、「Steam Client WebHelper」というプロセスが複数表示されていることがあります。
「Steamを起動しただけなのに何個もあるけど大丈夫?」
「Steam Client WebHelperがメモリを大量に使っている」
「CPU使用率が高く、ゲームが重くなる」
「steamwebhelper.exeを終了しても大丈夫?」
このような疑問を持つ人も少なくありません。
Steam Client WebHelperは、Steamのストアやライブラリ、コミュニティ、プロフィールなど、Web技術を利用した画面を表示するために使われている重要なプロセスです。
複数起動すること自体は異常ではありません。
ただし、CPUやメモリの使用率が異常に高い場合は、Steamの再起動や設定変更などで改善できる可能性があります。
この記事では、Steam Client WebHelperの役割、複数起動する理由、CPU・メモリ使用率が高い場合の対処法について詳しく解説します。
Steam Client WebHelperとは?
Steam Client WebHelperは、Steamクライアント内でWebベースのコンテンツを表示するために使用されるプロセスです。
実行ファイル名は「steamwebhelper.exe」です。
Steamのクライアントには、単純なゲーム管理機能だけではなく、以下のようなWebコンテンツが組み込まれています。
- Steamストア
- ゲームライブラリ
- コミュニティ
- フレンド関連の画面
- プロフィール
- ワークショップ
- ポイントショップ
- ニュース
- ゲームのイベント情報
- 一部の設定画面
こうした画面を表示するためにSteam Client WebHelperが動作しています。
そのため、Steamを起動しているとタスクマネージャーに「Steam Client WebHelper」が表示されるのは基本的に正常です。
Steamコミュニティの開発者説明でも、steamwebhelper.exeは複数プロセスで動作する仕組みが説明されています。(Steam Community)
Steam Client WebHelperが複数起動するのはなぜ?
タスクマネージャーを見ると、
「Steam Client WebHelper」
が2個、3個、場合によってはそれ以上表示されることがあります。
しかし、これは必ずしもウイルスや異常動作ではありません。
Steam Client WebHelperは、Webページを処理するために複数のプロセスを利用する仕組みになっています。
これはGoogle ChromeなどのWebブラウザーに近い考え方です。
Webブラウザーでは、タブや機能ごとに複数のプロセスが動作します。
Steamも同様にWebベースの画面を処理するため、複数のsteamwebhelper.exeが起動することがあります。
複数起動するメリット
複数プロセスに分けることで、1つのWebコンテンツで問題が発生した場合でも、Steam全体への影響を抑えられるメリットがあります。
Steamコミュニティ上でも、steamwebhelper.exeが複数プロセスで動作するのは意図された仕様として説明されています。(Steam Community)
したがって、
「Steam Client WebHelperが5個ある」
というだけで、異常だと判断する必要はありません。
Steam Client WebHelperはウイルス?
通常、Steamをインストールして使用しているパソコンに存在する「steamwebhelper.exe」は、Steamの正規プロセスです。
ただし、タスクマネージャーに表示された名前だけで安全性を100%判断することはできません。
不審に感じる場合は、プロセスのファイル場所を確認しましょう。
ファイルの場所を確認する方法
- 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を押す
- タスクマネージャーを開く
- 「プロセス」から「Steam Client WebHelper」を探す
- 右クリックする
- 「ファイルの場所を開く」を選択する
Steamを通常の場所にインストールしている場合、Steam関連のフォルダー内にsteamwebhelper.exeがあります。
ファイルの場所が明らかに不自然な場合は、念のためWindows セキュリティなどで確認してください。
Steam Client WebHelperのCPU使用率が高い原因
Steam Client WebHelperのCPU使用率が一時的に上昇することはあります。
特に以下のような操作を行っているときは、Webコンテンツの読み込みや描画によってCPU使用率が上がることがあります。
- Steamストアを開いている
- ライブラリを表示している
- Steamコミュニティを閲覧している
- ポイントショップを開いている
- アニメーションを含むプロフィールを表示している
- ニュースやイベント情報を読み込んでいる
- Steamオーバーレイを使用している
過去にもSteam Client WebHelperのCPU使用率が高くなる問題が報告されており、特定のページやWebコンテンツが原因となっていたケースがあります。(Steam Community)
メモリ使用量が高い原因
Steam Client WebHelperは、Webコンテンツを扱うため、ある程度のメモリを使用します。
また、複数のWebHelperプロセスが起動するため、タスクマネージャーではメモリ使用量が大きく見えることがあります。
過去には、Steam Client WebHelperが数GB以上のメモリを使用する問題もSteamコミュニティで報告されています。(Steam Community)
ただし、
「複数起動している=メモリリーク」
というわけではありません。
重要なのは、Steamを普通に使用している状態でメモリ使用量が異常に増え続けるかどうかです。
Steam Client WebHelperのCPU・メモリ使用率が高いときの対処法
ここからは、Steam Client WebHelperの負荷が高い場合に試したい対処法を紹介します。
対処法1:Steamを再起動する
まず試してほしいのがSteamの再起動です。
単純な方法ですが、WebHelperのプロセスが正常に終了していない場合などに効果があります。
Steamを終了するときは、ウィンドウを閉じるだけではなく、タスクトレイのSteamアイコンから終了するのがおすすめです。
手順
- Steamを終了する
- タスクトレイのSteamアイコンを確認する
- Steamが残っていれば終了する
- タスクマネージャーを開く
- Steam関連プロセスが残っていないことを確認する
- Steamを再起動する
これだけでWebHelperの負荷が改善する場合があります。
対処法2:Steamを最新版に更新する
Steam Client WebHelperの問題がSteam側の不具合である可能性もあります。
Steamはクライアント自体が頻繁に更新されるため、古いバージョンを使用している場合はアップデートを確認しましょう。
特定のWebコンテンツによるCPU使用率の問題などが、Steamクライアントの更新によって修正された例もあります。(Steam Community)
対処法3:SteamのWeb関連設定を確認する
SteamにはWeb表示に関係する設定があります。
Steamの設定を開き、「インターフェース」などの項目を確認してください。
環境によっては、
- WebビューでのGPUアクセラレーション
- Webビューでのハードウェアビデオデコード
- Webページのスムーズスクロール
などの設定がWebHelperの負荷に影響する場合があります。
過去のSteamコミュニティでも、GPUアクセラレーションを無効にすることでCPU使用率が改善したという報告があります。(Steam Community)
ただし、これらの設定を変更すると逆に表示性能が低下する場合もあります。
変更後に改善しなければ、元の設定に戻しましょう。
対処法4:Steamオーバーレイを無効にする
ゲーム中にSteam Client WebHelperのCPU使用率が高くなる場合は、Steamオーバーレイが関係していないか確認しましょう。
Steamオーバーレイはゲーム中に、
- フレンド
- チャット
- ブラウザー
- スクリーンショット
- Steam関連機能
などを利用するための機能です。
オーバーレイをほとんど使用しないのであれば、一度無効にして負荷が改善するか確認する方法があります。
ただし、ゲームによってはSteamオーバーレイを利用する機能もあるため、必要な場合は無理に無効化する必要はありません。
対処法5:Steamのストアやコミュニティ画面を閉じる
Steam Client WebHelperは、Webコンテンツを表示しているときに負荷が上がることがあります。
特にストアなどの動的なコンテンツを表示しているときにCPU使用率が高くなる場合は、一度ライブラリなど別の画面に切り替えてみましょう。
過去にはSteamストアのページ表示中にWebHelperのCPU使用率が高くなる問題が報告され、その後のアップデートで修正されたケースもあります。(Steam Community)
対処法6:Steamを完全終了してから起動する
単純な再起動で改善しない場合は、Steamを完全終了してから起動します。
タスクマネージャーで、
- Steam Client Bootstrapper
- Steam Client WebHelper
- Steam Client Service
- Steam
などのSteam関連プロセスが残っていないか確認します。
残っている場合は、Steamを完全終了してから再度起動してください。
ただし、タスクマネージャーからプロセスを強制終了する場合は、ゲームのセーブやダウンロードなどが進行していないことを確認してから行いましょう。
Steam Client WebHelperをタスクマネージャーから終了してもいい?
一時的なトラブル対策としてSteam Client WebHelperを終了することはできます。
ただし、基本的にはおすすめしません。
Steam Client WebHelperはSteamのWebベースの画面を動作させるために必要なプロセスだからです。
終了すると、
- Steamの画面が正常に表示されない
- ストアが利用できない
- ライブラリの一部が正常に表示されない
- コミュニティ機能が使えない
- SteamがWebHelperを再起動する
などの動作になる可能性があります。
「不要なプロセスだから削除する」という考え方は避けたほうがいいでしょう。
steamwebhelper.exeを削除してもいい?
基本的に削除してはいけません。
steamwebhelper.exeはSteamクライアントの一部だからです。
削除するとSteamのWebベースの機能に問題が発生する可能性があります。
CPUやメモリ使用量が高いからといって、ファイルそのものを削除するのではなく、
- Steamを再起動する
- Steamをアップデートする
- Web関連設定を確認する
- Steamオーバーレイを確認する
- 必要に応じてSteamを再インストールする
といった方法で対処しましょう。
Steam Client WebHelperを減らすことはできる?
WebHelperを完全になくすことを目的にするよりも、Steamの不要なWeb機能や表示を減らすほうが現実的です。
特に、
- Steamストアを常に開いている
- コミュニティ画面を開きっぱなしにしている
- 動的なプロフィールを頻繁に表示する
- Steamオーバーレイを利用している
といった場合は、使用していない画面を閉じるだけでも負荷が変わる可能性があります。
なお、過去には「-no-browser」の起動オプションを使ってWebHelperを起動させない方法がコミュニティで紹介されたこともありますが、SteamのWebベース機能が利用できなくなるため、一般ユーザーにはおすすめしません。(Steam Community)
Steam Client WebHelperのメモリ使用量はどのくらいなら正常?
「何MBなら正常」という明確な基準はありません。
PCのメモリ容量やSteamで開いている画面、ゲーム、Steamクライアントのバージョンなどによって変化するからです。
重要なのは絶対値だけではありません。
例えば、
「Steamを起動した直後は500MBだったが、何時間使ってもほぼ変わらない」
のであれば、必ずしも問題とはいえません。
一方で、
「500MB→1GB→2GB→3GBと時間とともに増え続ける」
という場合は、何らかの不具合やWebコンテンツによる問題を疑ったほうがいいでしょう。
Steam Client WebHelperでゲームが重い場合
ゲーム中に突然、
- FPSが低下する
- CPU使用率が高くなる
- メモリ使用量が増える
- ゲームがカクつく
- 一瞬画面が止まる
といった症状が出る場合は、タスクマネージャーでSteam Client WebHelperを確認してみましょう。
確認方法
- ゲームを起動する
- 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を押す
- タスクマネージャーを開く
- CPU使用率を確認する
- メモリ使用量を確認する
- Steam Client WebHelperの使用率を確認する
WebHelperだけが異常にCPUを使用している場合は、Steamの再起動やWeb関連設定の変更を試してみましょう。
ただし、ゲームが重い原因はSteam Client WebHelperだけとは限りません。
GPU使用率、CPU使用率、メモリ、ストレージ、温度、Windows Update、グラフィックドライバーなども確認する必要があります。
Steam Client WebHelperが何個もあるのは異常?
基本的には異常ではありません。
Steam Client WebHelperは複数のプロセスに分かれて動作することがあります。
Chromeなどのブラウザーと同じように、複数のプロセスを使うことで安定性や分離性を確保する仕組みです。(Steam Community)
そのため、
「タスクマネージャーにSteam Client WebHelperが3個ある」
「5個ある」
というだけでウイルス感染や故障を疑う必要はありません。
Steam Client WebHelperのよくある疑問
Q1. Steam Client WebHelperは必要?
必要です。
Steamのストアやライブラリなど、Web技術を利用した機能を動かすために使用されています。
Q2. Steam Client WebHelperを終了してもいい?
一時的に終了することはできますが、基本的にはおすすめしません。
SteamのWebベース機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
Q3. steamwebhelper.exeを削除してもいい?
削除しないでください。
Steamクライアントの一部なので、削除するとSteamの動作に問題が発生する可能性があります。
Q4. WebHelperが複数あるのはウイルス?
通常は問題ありません。
Steamは複数のWebHelperプロセスを使用する仕組みになっています。
Q5. WebHelperのCPU使用率が高い場合は?
まずSteamを再起動し、Steamクライアントを最新版に更新してください。
改善しない場合は、Web表示関連の設定やSteamオーバーレイなどを確認しましょう。
Q6. メモリを大量に使っている場合は?
一時的な増加であれば問題ない場合もあります。
ただし、時間が経つほど使用量が増え続ける場合は、Steamの再起動や設定変更、アップデートを試してください。
まとめ
Steam Client WebHelperは、Steamのストアやライブラリ、コミュニティなどのWebベースの画面を表示するために使用される重要なプロセスです。
タスクマネージャーに「Steam Client WebHelper」が複数表示されるのは、基本的に正常な動作です。
特に覚えておきたいポイントは以下のとおりです。
- Steam Client WebHelperの実行ファイルはsteamwebhelper.exe
- SteamのWebベース機能を動かすために使用される
- 複数のプロセスが起動することがある
- 複数起動しているだけなら異常とは限らない
- CPU使用率が一時的に上昇することがある
- メモリ使用量が高くなる場合はSteamの再起動を試す
- Steamを最新版に更新する
- Web表示関連の設定を確認する
- Steamオーバーレイを確認する
- steamwebhelper.exe自体を削除するのは避ける
「Steam Client WebHelperがある=PCに問題がある」というわけではありません。
まずはプロセス数ではなく、CPUやメモリの使用率が異常に高い状態が継続しているかを確認することが重要です。

