Windows 11でSSDをクローン移行する方法|OSやデータをそのまま新しいSSDへコピーする手順
はじめに
Windows 11を使っていて、
- SSDの容量が足りなくなった
- 古いSSDから新しいSSDへ交換したい
- Windowsを再インストールせずに移行したい
- クローンを作成して環境をそのまま引き継ぎたい
- SSD換装を失敗せずに行いたい
このように考えていませんか?
SSDのクローン移行を利用すれば、Windows 11やインストール済みのアプリ、個人データ、設定などをそのまま新しいSSDへコピーできます。再インストールや初期設定の手間がかからないため、SSDの交換方法として多くの方に利用されています。
筆者も容量不足になった512GB SSDから1TB SSDへクローン移行を行いましたが、移行後はそのまま以前と同じ環境で使用でき、作業時間も大幅に短縮できました。
この記事では、Windows 11でSSDをクローン移行する方法や必要なもの、注意点を詳しく解説します。
SSDのクローン移行とは?
SSDのクローンとは、現在使用しているSSDの内容を新しいSSDへ丸ごとコピーすることです。
クローンを作成すると、次のようなデータが引き継がれます。
- Windows 11
- インストール済みのソフト
- 個人ファイル
- 写真や動画
- ドキュメント
- 設定内容
- パーティション情報
コピー後は、新しいSSDへ交換するだけで、これまでと同じ環境でパソコンを利用できます。
SSDをクローン移行する前に準備するもの
作業前に次のものを用意しましょう。
- 新しいSSD
- SSDを接続するUSBケースまたはUSB変換アダプター
- クローン作成ソフト
- プラスドライバー(必要な場合)
- バックアップ用ストレージ(推奨)
万が一に備えて、大切なデータは事前にバックアップしておくことをおすすめします。
新しいSSDの容量を確認する
クローン先のSSDは、現在使用しているデータ量以上の容量が必要です。
例えば、
- 使用中:500GB SSD(使用容量300GB)
- 新しいSSD:1TB SSD
であれば問題なく移行できます。
データ容量が新しいSSDの容量を超えている場合は、不要なファイルを削除してからクローンを作成しましょう。
SSDをパソコンへ接続する
デスクトップPCの場合は空きSATAポートやM.2スロットへ接続します。
ノートパソコンの場合は、USB接続ケースやUSB-SATA変換アダプターを利用すると、交換前でも新しいSSDを接続できます。
クローン作成ソフトをインストールする
Windows 11には標準のクローン機能がないため、専用ソフトを利用します。
代表的なクローン作成ソフトには次のようなものがあります。
- Macrium Reflect(一部機能は提供状況を確認)
- AOMEI Backupper
- EaseUS Disk Copy
- MiniTool ShadowMaker
- メーカー提供の移行ツール(Samsung、Crucialなど)
使用するSSDメーカーが専用ソフトを提供している場合は、それを利用するとスムーズです。
SSDをクローンする手順
一般的な流れは次のとおりです。
- クローンソフトを起動する
- コピー元のSSDを選択する
- コピー先のSSDを選択する
- コピー内容を確認する
- クローンを開始する
- 完了するまで待機する
容量によっては30分〜数時間程度かかる場合があります。
作業中はパソコンの電源を切らないようにしましょう。
SSDを交換する
クローンが完了したら、パソコンの電源を切ります。
古いSSDを取り外し、新しいSSDへ交換してください。
ノートパソコンでは、裏蓋を開けてSSDを交換する機種が多く、デスクトップPCでは接続先を入れ替えるだけで済む場合があります。
BIOS(UEFI)で起動順位を確認する
交換後にWindowsが起動しない場合は、BIOS(UEFI)の起動順位を確認します。
新しいSSDが最優先になっているか確認し、設定を保存して再起動してください。
クローン後に容量が増えない場合
大容量SSDへ交換しても容量が増えていない場合は、未割り当て領域が残っている可能性があります。
その場合は、「ディスクの管理」を開き、システムドライブを拡張することで未使用領域を利用できます。
クローンに失敗する主な原因
SSDのクローンが正常に完了しない場合は、次のような原因が考えられます。
- コピー先SSDの容量不足
- USB接続の不具合
- SSDの故障
- セキュリティソフトの影響
- ソフトウェアの不具合
- 不良セクターがある
改善しない場合は、別のUSBポートやクローンソフトを試してみましょう。
実際にクローン移行してみた感想(筆者の体験)
筆者は512GBのSSDが容量不足になったため、1TB SSDへクローン移行を行いました。
USB接続ケースで新しいSSDを接続し、クローンソフトを利用して約40分ほどでコピーが完了しました。
SSDを交換して起動すると、Windows 11は以前とまったく同じ状態で立ち上がり、ソフトの再インストールやライセンス認証も不要でした。
唯一、容量が増えていなかったため、「ディスクの管理」でパーティションを拡張したところ、1TBすべて利用できるようになりました。
よくある質問
Q. Windows 11にはクローン機能がありますか?
A. 標準機能はありません。専用のクローンソフトを利用します。
Q. クローンするとWindowsもコピーされますか?
A. はい。通常はWindowsやアプリ、設定、個人データもまとめてコピーされます。
Q. SSD交換後に起動しません。
A. BIOS(UEFI)の起動順位やクローンが正常に完了しているか確認してください。
Q. クローンすると元のSSDのデータは消えますか?
A. 通常はコピー元のSSDは変更されません。ただし、コピー先SSDのデータは上書きされるため、必要なデータは事前にバックアップしておきましょう。
まとめ
Windows 11でSSDをクローン移行すれば、Windowsやアプリ、データをそのまま新しいSSDへ引き継ぐことができます。
再インストールの手間を省けるため、SSDの容量不足や性能向上を目的とした交換に最適な方法です。
筆者も実際にクローン移行を行いましたが、短時間で以前と同じ環境を新しいSSDへ移行でき、快適に利用できました。
SSDを交換する予定がある方は、事前にバックアップを取り、今回紹介した手順を参考に安全にクローン移行を進めてみてください。

