PowerPointでセクションを追加する方法|スライドを整理・分類する便利な使い方
PowerPointで資料を作成していると、スライドの枚数が増えて「どこに何の内容があるのか分かりにくい」と感じることがあります。
特に、数十枚以上のスライドを使ったプレゼン資料では、スライドをテーマごとに整理しておくと編集作業がかなり楽になります。
そんなときに便利なのが、PowerPointの「セクション」です。
セクションを使うと、スライドを「概要」「本編」「まとめ」のようにグループ分けできます。また、セクション単位でスライドを折りたたんだり、移動したりすることも可能です。
この記事では、PowerPointでセクションを追加する方法から、名前の変更、移動、削除、折りたたみまで詳しく解説します。
PowerPointのセクションとは?
PowerPointのセクションとは、複数のスライドをグループとしてまとめて管理するための機能です。
例えば、20枚のスライドで構成されたプレゼン資料があるとします。
通常は、
- 1枚目:表紙
- 2枚目:目次
- 3~7枚目:会社概要
- 8~13枚目:商品紹介
- 14~18枚目:導入事例
- 19枚目:まとめ
- 20枚目:問い合わせ
といった構成になります。
このとき、セクションを使えば、
- 表紙・目次
- 会社概要
- 商品紹介
- 導入事例
- まとめ
というように、スライドをグループ化できます。
セクションは、スライドそのものを結合する機能ではありません。
あくまで「スライドを分類して管理する」ための機能です。
PowerPointでセクションを追加する方法
PowerPointでは、スライド一覧から簡単にセクションを追加できます。
方法1:右クリックからセクションを追加する
最も簡単なのが、スライド一覧で右クリックする方法です。
まずPowerPointでプレゼンテーションを開きます。
1.セクションの開始位置を選択する
左側に表示されているスライド一覧から、セクションを開始したいスライドを選択します。
例えば、5枚目から「商品紹介」というセクションを作りたい場合は、5枚目のスライドを選択します。
2.スライドを右クリックする
選択したスライドの上で右クリックします。
表示されたメニューから、
「セクションの追加」
をクリックします。
3.セクションが追加される
選択したスライドを先頭として、新しいセクションが追加されます。
通常は「セクション1」などの名前が付けられます。
4.セクション名を入力する
追加されたセクション名を右クリックして、
「セクション名の変更」
を選択します。
分かりやすい名前を入力して「名前の変更」をクリックします。
これでセクションの追加は完了です。
方法2:「ホーム」タブからセクションを追加する
リボンからセクションを追加することもできます。
1.スライドを選択する
セクションを開始したいスライドを選択します。
2.「ホーム」をクリックする
PowerPoint上部のリボンから「ホーム」タブをクリックします。
3.「セクション」をクリックする
「スライド」グループにある「セクション」をクリックします。
4.「セクションの追加」を選択する
表示されたメニューから、
「セクションの追加」
をクリックします。
これで選択したスライドを先頭としたセクションが作成されます。
セクション名を変更する方法
セクションを追加しただけでは「セクション1」「セクション2」のような名前になっている場合があります。
後から分かりやすい名前に変更できます。
セクション名を右クリックする
スライド一覧に表示されているセクション名を右クリックします。
メニューから、
「セクション名の変更」
をクリックします。
任意の名前を入力して「名前の変更」をクリックします。
例えば、
- 会社概要
- 製品紹介
- サービス内容
- 導入事例
- 料金
- まとめ
などの名前を付けると、資料の構成が分かりやすくなります。
セクションを折りたたむ方法
スライドが多い場合は、セクションを折りたたむと便利です。
例えば、商品紹介のスライドが20枚ある場合、すべてのスライドを表示していると目的のスライドを探しにくくなります。
そこでセクションを折りたたみます。
セクション名の左側にある三角形のマークをクリックすると、そのセクションに含まれるスライドを折りたたむことができます。
これにより、
「会社概要」
「商品紹介」
「導入事例」
「まとめ」
のようにセクション名だけを表示できます。
大量のスライドを扱うときに非常に便利な機能です。
セクションを展開する方法
折りたたんだセクションを元に戻す場合は、セクション名の左側にある三角形をクリックします。
セクションが展開され、その中にあるスライドが再び表示されます。
また、セクション名をダブルクリックして展開・折りたたみを行える場合もあります。
セクションを移動する方法
PowerPointでは、セクション単位でスライドを移動することもできます。
例えば、
「商品紹介」
「会社概要」
「導入事例」
という順番になっている場合に、
「会社概要」
「商品紹介」
「導入事例」
の順番に変更したいとします。
この場合、セクション名をドラッグして移動します。
セクション単位で移動できるため、スライドが大量にある資料でも効率的に構成を変更できます。
セクション内のスライドを移動する
セクションを作成した後でも、セクション内のスライドを自由に移動できます。
スライド一覧から移動したいスライドをドラッグし、目的の場所に移動します。
ただし、セクションの境界をまたいでスライドを移動すると、所属するセクションが変わる場合があります。
スライドを移動した後は、セクションの位置も確認しておきましょう。
セクションを削除する方法
不要になったセクションは削除できます。
セクション名を右クリックして、
「セクションの削除」
をクリックします。
ここで注意したいのが、セクションの削除には複数の種類があることです。
PowerPointのバージョンによって表示される項目は異なる場合がありますが、一般的には、
- セクションの削除
- セクションとスライドの削除
- すべてのセクションの削除
などがあります。
「セクションだけを削除したい」のか、「そのセクション内のスライドも削除したい」のかを確認してから操作しましょう。
セクションを削除してもスライドは消える?
通常の「セクションの削除」では、セクションという分類が削除されるだけで、スライドそのものは削除されません。
そのため、
「セクションを作ったけれど、必要なくなった」
という場合でも、セクションだけを削除すればスライドの内容は残せます。
ただし、「セクションとスライドの削除」を選択すると、セクション内のスライドも削除されます。
重要な資料の場合は、削除する項目をよく確認してください。
すべてのセクションを削除する方法
作成したセクションをすべて削除したい場合は、セクション名を右クリックします。
表示されたメニューから、
「すべてのセクションを削除」
を選択します。
これにより、プレゼンテーション内のセクションをまとめて削除できます。
大量のセクションを一つずつ削除する必要がないため便利です。
セクションを使うメリット
PowerPointでセクションを使うと、さまざまなメリットがあります。
スライドを整理しやすい
最大のメリットは、スライドをテーマごとに整理できることです。
例えば、
「営業資料」
というプレゼンテーションの中に、
- 会社紹介
- 商品紹介
- 導入メリット
- 導入事例
- 料金
- まとめ
というセクションを作っておけば、資料全体の構成を把握しやすくなります。
大量のスライドを管理しやすい
100枚以上のスライドを使用するプレゼンテーションでは、セクションが特に役立ちます。
スライドをセクションごとに折りたためるため、目的の場所を探しやすくなります。
セクション単位で移動できる
複数枚のスライドをまとめて移動したい場合にも便利です。
セクションを移動すれば、そのセクションに含まれるスライドをまとめて移動できます。
資料の構成を把握しやすい
セクション名を見るだけで、資料の構成が分かります。
特に複数人でPowerPointを編集するときには、資料の構造を共有しやすくなります。
セクションを使うときのおすすめ構成
セクション名は、できるだけ内容が分かる名前にするのがおすすめです。
例えば、以下のような構成です。
| セクション | 内容 |
| 表紙・目次 | タイトルや目次 |
| 会社概要 | 会社情報 |
| 商品紹介 | 商品・サービスの説明 |
| 導入メリット | 利用するメリット |
| 導入事例 | 実際の事例 |
| 料金 | 料金・プラン |
| まとめ | 要点の整理 |
「セクション1」「セクション2」のような名前よりも、内容を具体的にしたほうが管理しやすくなります。
PowerPointのセクションが表示されない場合
セクションを追加したのに表示されない場合は、いくつか確認するポイントがあります。
標準表示になっているか確認する
PowerPointの「標準」表示では、左側にスライド一覧が表示されます。
「表示」タブから「標準」を選択して確認してください。
スライド一覧を確認する
セクションはスライド一覧の中に表示されます。
左側のスライド一覧が表示されていない場合は、PowerPointのウィンドウサイズや表示状態を確認しましょう。
PowerPointのバージョンを確認する
PowerPointのバージョンによって、ボタンの位置やメニューの名称が若干異なる場合があります。
「セクション」という機能自体は、比較的新しいPowerPointでは一般的に利用できます。
セクションとグループ化の違い
PowerPointには「グループ化」という機能もあります。
ただし、セクションとグループ化は目的が異なります。
| 機能 | セクション | グループ化 |
| 対象 | スライド | 図形・画像など |
| 主な目的 | スライド整理 | オブジェクト整理 |
| 複数スライドを分類 | ○ | × |
| 複数図形をまとめる | × | ○ |
| スライド管理 | ○ | × |
例えば、複数の図形を一つのオブジェクトのように扱いたい場合は「グループ化」を使います。
一方、スライドをテーマごとに整理したい場合は「セクション」を使います。
セクションとスライド一覧の使い分け
PowerPointでスライドを整理するときは、セクションとスライド一覧を組み合わせるのがおすすめです。
少ない枚数の資料なら、セクションを使わなくても問題ありません。
一方、
- 30枚以上の資料
- 50枚以上の資料
- 100枚以上の資料
- 複数人で編集する資料
- 長期間使用する資料
では、セクションを設定しておくと管理しやすくなります。
よくある質問
PowerPointのセクションは何のために使う?
PowerPointのセクションは、スライドをテーマや内容ごとに分類して整理するために使用します。
スライドが多いプレゼンテーションほど便利です。
セクションを追加するとスライドが移動する?
セクションを追加しても、基本的にはスライドの内容そのものが変更されるわけではありません。
セクションの開始位置が設定され、その位置から後続のスライドがそのセクションに含まれます。
セクションを削除するとスライドも消える?
「セクションの削除」を選択した場合は、セクションという分類が削除されるだけで、スライドは残ります。
ただし、「セクションとスライドの削除」を選択した場合は、スライドも削除されるため注意してください。
セクションはいくつまで作れる?
通常のプレゼンテーションでは、資料の構成に合わせて必要な数だけセクションを作成できます。
ただし、あまり細かく分けすぎると逆に管理しづらくなるため、テーマや章ごとに分けるのがおすすめです。
セクション名は後から変更できる?
はい。セクション名を右クリックして「セクション名の変更」を選択すると変更できます。
まとめ
PowerPointの「セクション」は、スライドをテーマごとに整理するための便利な機能です。
基本的な操作は非常に簡単で、スライドを選択して右クリックし、「セクションの追加」を選択するだけです。
セクションを作成すると、
- スライドをテーマごとに分類できる
- 大量のスライドを整理できる
- セクションを折りたためる
- セクション単位で移動できる
- プレゼン資料の構成を把握しやすくなる
といったメリットがあります。
特にスライド枚数が多い資料では、セクションを使うだけで編集や管理がかなり楽になります。
PowerPointで30枚、50枚、100枚以上のスライドを扱う機会があるなら、ぜひセクションを活用してみてください。

