PowerPointのクイックアクセスツールバーおすすめ設定10選|作業効率を上げる便利なコマンド
PowerPointで資料を作成していると、「この機能を何度も使うのに、毎回リボンから探すのが面倒」と感じることがあります。
そんなときに便利なのが、クイックアクセスツールバーです。
クイックアクセスツールバーには、よく使うコマンドを登録できます。リボンでどのタブを開いていても、登録した機能をすぐに呼び出せるのが大きなメリットです。
Microsoftも、頻繁に使用するコマンドをクイックアクセスツールバーに追加して、アクセスしやすくする方法を案内しています。 (Microsoft サポート)
この記事では、PowerPointで特におすすめのクイックアクセスツールバー設定を紹介します。
PowerPointのクイックアクセスツールバーとは?
クイックアクセスツールバーとは、PowerPointの画面上部などに表示できる、よく使う機能を登録しておくためのツールバーです。
通常、PowerPointでは「ホーム」「挿入」「デザイン」「画面切り替え」などのリボンから各機能を探します。
しかし、使用頻度の高い機能をクイックアクセスツールバーに登録しておけば、リボンのタブを切り替えることなく実行できます。
たとえば、
- 上書き保存
- 元に戻す
- やり直し
- 書式のコピー/貼り付け
- 配置
- グループ化
- 最前面へ移動
- 最背面へ移動
- オブジェクトの選択
- 図形の結合
などを登録しておくと便利です。
クイックアクセスツールバーは、現在表示しているリボンタブとは独立して利用できます。 (Microsoft サポート)
PowerPointのクイックアクセスツールバーおすすめ10選
ここからは、PowerPointで登録しておきたいおすすめコマンドを紹介します。
1.上書き保存
まず登録しておきたいのが「上書き保存」です。
PowerPointで資料を作成していると、途中で何度も保存することがあります。
自動保存を利用している場合でも、手動で保存したい場面はあります。
特に、
- 大きな編集をした後
- 重要なスライドを完成させた後
- ファイルを閉じる前
などでは、すぐに保存できると便利です。
ただし、「上書き保存」は初期状態でもクイックアクセスツールバーに表示されていることがあります。
すでに登録されている場合は、別のコマンドを追加しましょう。
2.元に戻す
PowerPointでは、図形やテキストを間違えて編集してしまうことがあります。
そこで便利なのが「元に戻す」です。
もちろん「Ctrl+Z」でも操作できますが、マウス中心でPowerPointを操作する人なら、クイックアクセスツールバーに登録しておくと便利です。
特に、
- 図形を移動した
- テキストを削除した
- オブジェクトのサイズを変更した
- 書式を変更した
といった操作を元に戻したいときに役立ちます。
3.やり直し
「元に戻す」とセットで登録したいのが「やり直し」です。
元に戻した操作を再度実行したい場合に使用します。
「元に戻す」を頻繁に使う人は、「やり直し」も登録しておくと操作がスムーズです。
4.書式のコピー/貼り付け
PowerPointで資料を作成するときに非常に便利なのが「書式のコピー/貼り付け」です。
たとえば、すでに完成している文字の、
- フォント
- 文字サイズ
- 色
- 太字
- 下線
- その他の書式
などを別のテキストに適用できます。
同じデザインのテキストを複数作成するときに便利です。
リボンから探すよりも、クイックアクセスツールバーに登録しておくと素早く使えます。
5.グループ化
PowerPointで図形を多く使う人には、「グループ化」が特におすすめです。
複数の図形をまとめて移動・サイズ変更したい場合に使用します。
例えば、
- 四角形
- 矢印
- テキストボックス
- アイコン
などを組み合わせて1つの図として扱いたい場合に便利です。
複数の図形を選択してからグループ化すれば、まとめて移動できます。
図形を多用する資料を作る人なら、かなり使用頻度の高いコマンドです。
6.グループ化解除
「グループ化」とセットで登録したいのが「グループ化解除」です。
一度グループ化した図形を、再び個別に編集したい場合に使います。
PowerPointでは、
「グループ化する」
↓
「一部だけ修正する」
↓
「グループ化を解除する」
という操作を行うことがあります。
そのため、図形を頻繁に扱う人はセットで登録しておくと便利です。
7.最前面へ移動
図形や画像を重ねて配置する場合に便利なのが「最前面へ移動」です。
PowerPointでは、複数のオブジェクトを重ねると、後から配置したオブジェクトが上に表示されることがあります。
例えば、
- 写真の上に文字を配置する
- 図形の上にアイコンを配置する
- 背景画像の上に図形を配置する
といった操作で使用します。
リボンから探すと少し手間がかかるため、頻繁に使うなら登録がおすすめです。
8.最背面へ移動
「最前面へ移動」とセットでおすすめなのが「最背面へ移動」です。
複数のオブジェクトを重ねているときに、選択したオブジェクトを一番後ろに移動できます。
特に、
- 背景画像
- 図形
- 写真
- テキストボックス
などを組み合わせたスライドを作る場合に便利です。
9.オブジェクトの選択
PowerPointで図形が大量に配置されたスライドを編集する場合、「オブジェクトの選択」が便利です。
特に、
「図形が重なっていてクリックしたいものを選べない」
というケースで役立ちます。
スライド上に多数の図形がある資料では、目的のオブジェクトを選択するだけでも時間がかかります。
よく図形を編集する人は、クイックアクセスツールバーに登録しておくと便利です。
10.図形の結合
図形を加工することが多い人には、「図形の結合」もおすすめです。
複数の図形を、
- 接合
- 型抜き
- 切り出し
- 重なり抽出
などの方法で加工できます。
通常のPowerPointの図形だけでは作りにくい形を作成したい場合に便利です。
プレゼン資料のデザインにこだわる人なら、登録しておく価値があります。
PowerPoint初心者におすすめの構成
PowerPointを始めたばかりなら、最初から大量のコマンドを登録する必要はありません。
まずは以下の5つ程度がおすすめです。
| コマンド | おすすめ度 | 主な用途 |
| 上書き保存 | ★★★★★ | ファイルを保存 |
| 元に戻す | ★★★★★ | 操作を取り消す |
| やり直し | ★★★★★ | 取り消した操作を戻す |
| グループ化 | ★★★★☆ | 図形をまとめる |
| 書式のコピー/貼り付け | ★★★★☆ | デザインをコピー |
まずはこの程度から始めて、PowerPointを使っていく中で「よく使うけど探すのが面倒」という機能を追加していく方法がおすすめです。
PowerPointで図形をよく使う人におすすめの設定
図形をたくさん使って資料を作成する人は、クイックアクセスツールバーを図形編集中心にすると便利です。
おすすめは、
- グループ化
- グループ化解除
- 最前面へ移動
- 最背面へ移動
- オブジェクトの選択
- 図形の結合
です。
特に「グループ化」「最前面へ移動」「最背面へ移動」は、図形を大量に使う資料で役立ちます。
PowerPointで画像をよく使う人におすすめの設定
画像を多く使う場合は、
- 最前面へ移動
- 最背面へ移動
- トリミング
- 回転
- 配置
- サイズ関連のコマンド
などを登録すると便利です。
画像と図形を重ねてデザインすることが多い場合は、「最前面へ移動」「最背面へ移動」の使用頻度が特に高くなります。
PowerPointでクイックアクセスツールバーにコマンドを追加する方法
クイックアクセスツールバーには、PowerPointのコマンドを追加できます。
方法1:コマンドを右クリックする
登録したいコマンドをリボン上で見つけます。
コマンドを右クリックして、
「クイック アクセス ツール バーに追加」
を選択します。
これだけで登録できます。Microsoftもこの方法を案内しています。 (Microsoft サポート)
方法2:「その他のコマンド」から追加する
より細かくカスタマイズしたい場合は、クイックアクセスツールバーの設定画面を利用します。
基本的な流れは、
- クイックアクセスツールバーのカスタマイズボタンをクリック
- 「その他のコマンド」を選択
- 追加したいコマンドを選択
- 「追加」をクリック
- 「OK」をクリック
です。
一覧に表示されているコマンドだけでなく、より多くのコマンドから選択できます。
クイックアクセスツールバーの順番も変更できる
登録したコマンドは、好きな順番に並べ替えられます。
例えば、
保存 → 元に戻す → やり直し → グループ化 → グループ化解除
のように、使用頻度や操作の流れに合わせて並べることができます。
よく使う機能を左側に集めておくと、より使いやすくなります。
クイックアクセスツールバーに登録しすぎるのはNG
便利だからといって、何でも登録すればいいわけではありません。
コマンドを大量に登録すると、目的のボタンを探すのに時間がかかってしまいます。
クイックアクセスツールバーは、
「よく使うけれど、リボンから探すのが面倒な機能」
を登録するのがおすすめです。
逆に、1か月に1回しか使わないような機能は、無理に登録する必要はありません。
クイックアクセスツールバーは「自分専用」にすると便利
PowerPointを使う人によって、よく使う機能は異なります。
例えば、営業資料を作る人とデザイン性の高いプレゼン資料を作る人では、必要なコマンドが違います。
資料作成が中心の人
- 保存
- 元に戻す
- やり直し
- 書式のコピー/貼り付け
- グループ化
図形を多用する人
- グループ化
- グループ化解除
- 最前面へ移動
- 最背面へ移動
- 図形の結合
画像を多用する人
- トリミング
- 配置
- 最前面へ移動
- 最背面へ移動
- 回転
というように、自分の作業内容に合わせて設定すると効率が上がります。
クイックアクセスツールバーをリボンの下に表示することもできる
クイックアクセスツールバーは、表示位置を変更できます。
Microsoftの案内では、リボンの上または下に配置できます。 (Microsoft サポート)
クイックアクセスツールバーのカスタマイズメニューから、
「リボンの下に表示」
または
「リボンの上に表示」
を選択できます。
ただし、リボンの下に配置すると作業領域を狭くする可能性があります。
そのため、基本的には自分が操作しやすい位置を選ぶのがおすすめです。
キーボードショートカットと組み合わせるとさらに便利
PowerPointでは、クイックアクセスツールバーとキーボード操作を組み合わせる方法もあります。
頻繁に使用するコマンドをクイックアクセスツールバーに登録しておけば、キーボードからアクセスすることもできます。
マウス操作だけでなくキーボード操作も覚えておくと、資料作成のスピードをさらに上げられます。
PowerPointの作業効率を上げるなら「登録する機能を厳選」する
クイックアクセスツールバーを便利にするポイントは、登録数を増やすことではありません。
重要なのは、
自分が頻繁に使う機能だけを登録すること
です。
例えば、PowerPointで図形を大量に編集する人なら、「グループ化」「最前面へ移動」「最背面へ移動」などを優先します。
一方、文字中心の資料を作る人なら、「書式のコピー/貼り付け」などを優先するとよいでしょう。
まとめ
PowerPointのクイックアクセスツールバーは、よく使う機能を登録しておくことで、資料作成の操作を効率化できる便利な機能です。
特におすすめなのは、
- 上書き保存
- 元に戻す
- やり直し
- 書式のコピー/貼り付け
- グループ化
- グループ化解除
- 最前面へ移動
- 最背面へ移動
- オブジェクトの選択
- 図形の結合
です。
ただし、すべて登録する必要はありません。
「よく使うけれど、毎回リボンから探すのが面倒な機能」
を中心に登録するのがポイントです。
自分のPowerPointの使い方に合わせてクイックアクセスツールバーをカスタマイズすれば、資料作成時の無駄なクリックを減らせます。
PowerPointを仕事で頻繁に使う人ほど、一度クイックアクセスツールバーを見直してみることをおすすめします。

