PowerPointでレベルを下げる方法|図形や画像の重なり順を変更する方法を解説
PowerPointで図形や画像を重ねて配置していると、「この図形を1つ下に移動したい」「画像の後ろに図形を表示したい」といったことがあります。
PowerPointでは、オブジェクトを重ねたときの前後関係を「重なり順」として管理しています。
「最前面へ移動」「最背面へ移動」「前面へ移動」「背面へ移動」を使うことで、図形や画像などの表示順を簡単に変更できます。
この記事では、PowerPointで図形や画像のレベルを下げる方法について詳しく解説します。
PowerPointの「レベルを下げる」とは?
PowerPointでは、複数の図形や画像を重ねると、オブジェクトごとに前後の順番が設定されます。
例えば、3つの図形を重ねた場合、
- 一番上の図形
- 真ん中の図形
- 一番下の図形
というように、階層的な順番があります。
この順番を変更して、選択したオブジェクトを後ろへ移動することを「レベルを下げる」と考えることができます。
例えば、画像の上にある図形を画像の後ろへ移動したい場合は、図形の重なり順を下げます。
PowerPointでレベルを1つ下げる方法
オブジェクトを1つだけ後ろへ移動したい場合は、「背面へ移動」を使用します。
手順
- 下げたい図形や画像をクリックします
- 「図形の書式」または「図の形式」タブを開きます
- 「配置」をクリックします
- 「背面へ移動」を選択します
これで、選択したオブジェクトが1つ後ろへ移動します。
例えば、
「図形A」
↓
「図形B」
という順番になっている場合、図形Aを「背面へ移動」すると、図形Bの後ろに移動します。
PowerPointで一番下まで下げる方法
選択したオブジェクトを一気に一番後ろへ移動したい場合は、「最背面へ移動」を使用します。
手順
- 後ろへ移動したいオブジェクトを選択する
- 「図形の書式」または「図の形式」をクリックする
- 「配置」をクリックする
- 「最背面へ移動」を選択する
これで、選択したオブジェクトが他のオブジェクトよりも後ろに配置されます。
背景として画像を配置したい場合などに便利です。
「背面へ移動」と「最背面へ移動」の違い
2つの機能は似ていますが、移動する距離が異なります。
| 機能 | 動作 |
| 背面へ移動 | 1つ後ろへ移動 |
| 最背面へ移動 | 一番後ろへ移動 |
| 前面へ移動 | 1つ前へ移動 |
| 最前面へ移動 | 一番前へ移動 |
「少しだけ順番を下げたい」場合は「背面へ移動」、「一番後ろにしたい」場合は「最背面へ移動」を使います。
右クリックからレベルを下げる方法
リボンから操作する以外に、右クリックから重なり順を変更することもできます。
手順
- 図形や画像を右クリックする
- 「最前面へ移動」または「最背面へ移動」を確認する
- 「背面へ移動」などの項目を選択する
PowerPointのバージョンによってメニューの表示位置や名称が異なる場合があります。
右クリックメニューに目的の項目が見つからない場合は、「配置」関連のメニューを確認してください。
ショートカットキーでレベルを下げる
PowerPointでは、キーボード操作でもオブジェクトの重なり順を変更できます。
「背面へ移動」と「最背面へ移動」では操作が異なります。
使用しているPowerPointのバージョンやOSによってショートカットが異なる場合があるため、確実に操作したい場合はリボンや右クリックメニューから「配置」を選択する方法がおすすめです。
ショートカットキーを多用する場合は、自分のPowerPoint環境で実際のキー操作を確認しておくと安心です。
選択ウィンドウを使ってレベルを下げる方法
図形や画像が大量に配置されている場合は、「選択ウィンドウ」を使うと便利です。
選択ウィンドウでは、スライド上に配置されているオブジェクトを一覧で確認できます。
選択ウィンドウを表示する
「ホーム」タブから「選択」をクリックし、「選択ウィンドウ」を選択します。
すると、スライド上にある図形や画像などが一覧表示されます。
オブジェクトが大量にある資料では、目的の図形を探しやすくなります。
選択ウィンドウで重なり順を確認する
選択ウィンドウでは、オブジェクトの前後関係を確認できます。
複数の図形が重なっている場合、
- どの図形が上にあるのか
- どの画像が下にあるのか
- 目的のオブジェクトがどこにあるのか
を確認できます。
図形が多すぎてクリックで選択できない場合にも便利です。
図形を画像の後ろに移動する方法
PowerPointでは、画像と図形を組み合わせて資料を作ることがよくあります。
例えば、画像の上に長方形を配置している場合、その長方形を画像の後ろへ移動できます。
手順
- 後ろへ移動したい図形を選択する
- 「図形の書式」をクリックする
- 「配置」をクリックする
- 「背面へ移動」を選択する
さらに後ろへ移動したい場合は、「最背面へ移動」を選択します。
文字を図形の後ろにしたい場合
文字と図形を重ねている場合も、重なり順を変更できます。
ただし、文字が図形の中に入力されている場合は、単純に図形を後ろへ移動するだけでは期待した表示にならないことがあります。
文字が独立したテキストボックスなのか、図形の中に入力されている文字なのかを確認しましょう。
テキストボックスの場合
テキストボックスを選択して「前面へ移動」などを選択します。
文字を図形より前に表示したい場合は、「最前面へ移動」が便利です。
図形を一番後ろにして背景にする方法
画像や図形をスライドの背景のように使いたい場合は、「最背面へ移動」が便利です。
例えば、スライド全体を覆う長方形を作り、背景色として利用する場合があります。
この長方形を最背面へ移動すると、その上に文字や画像を配置できます。
手順
- 背景にしたい図形を選択する
- 「図形の書式」を開く
- 「配置」を選択する
- 「最背面へ移動」をクリックする
これで図形が他のオブジェクトの後ろに配置されます。
レベルを下げても表示が変わらない場合
「背面へ移動」を選択したのに見た目が変わらない場合があります。
主な原因は以下のとおりです。
他のオブジェクトが重なっていない
背面へ移動しても、重なっているオブジェクトがなければ見た目は変わりません。
複数のオブジェクトが重なっているか確認してください。
グループ化されている
複数の図形がグループ化されている場合、個別の図形を操作できないことがあります。
その場合は、グループを選択しているのか、グループ内のオブジェクトを選択しているのか確認しましょう。
必要に応じて「グループ化の解除」を行います。
背景として設定されている
画像などをスライドの背景として設定している場合、通常のオブジェクトとは扱いが異なります。
「背面へ移動」などで操作できない場合は、画像が背景として設定されていないか確認してください。
グループ化した図形のレベルを下げる方法
複数の図形をグループ化している場合は、グループ単位で前後関係を変更できます。
手順
- グループ化されたオブジェクトを選択する
- 「図形の書式」を開く
- 「配置」をクリックする
- 「背面へ移動」または「最背面へ移動」を選択する
グループ全体の重なり順を変更できます。
PowerPointでレベルを下げるときの注意点
オブジェクトを大量に配置したスライドでは、重なり順が複雑になることがあります。
特に注意したいのが、意図せず別のオブジェクトを隠してしまうケースです。
「最背面へ移動」を使うと一気に後ろへ移動するため、目的の表示にならない場合があります。
少しだけ順番を変更したい場合は、「背面へ移動」を使用するとよいでしょう。
PowerPointの重なり順を整理するコツ
図形や画像が多いスライドでは、オブジェクトの名前を変更しておくと管理しやすくなります。
選択ウィンドウを開いて、
- 背景
- 写真
- 見出し
- 説明文
- ボタン
- アイコン
など、分かりやすい名前を付けておくと便利です。
特に複雑なプレゼン資料を作成する場合は、選択ウィンドウを活用することで編集作業が楽になります。
よくある質問
PowerPointでレベルを下げるにはどうすればいい?
下げたい図形や画像を選択し、「図形の書式」または「図の形式」から「配置」を選択します。
「背面へ移動」を選ぶと1つ後ろへ、「最背面へ移動」を選ぶと一番後ろへ移動できます。
PowerPointで画像を一番後ろにするには?
画像を選択して「配置」→「最背面へ移動」を選択します。
画像を背景のように使いたい場合に便利です。
PowerPointで図形を一つ下に移動するには?
図形を選択して「背面へ移動」を選択します。
これで重なり順を1つ下げることができます。
PowerPointで図形を最背面にするには?
図形を選択して「最背面へ移動」を選択します。
他のオブジェクトより後ろに配置できます。
PowerPointでレベルを下げられないのはなぜ?
グループ化されている、背景として設定されている、またはオブジェクトの重なり方によって見た目が変わらないなどの原因が考えられます。
選択ウィンドウを使って、オブジェクトの構成を確認すると原因を見つけやすくなります。
まとめ
PowerPointで「レベルを下げる」操作をしたい場合は、オブジェクトの重なり順を変更します。
基本的には以下の4つの操作を覚えておけば十分です。
| 操作 | 内容 |
| 前面へ移動 | 1つ前へ移動 |
| 最前面へ移動 | 一番前へ移動 |
| 背面へ移動 | 1つ後ろへ移動 |
| 最背面へ移動 | 一番後ろへ移動 |
特に「背面へ移動」と「最背面へ移動」は、画像や図形を重ねて資料を作るときに頻繁に使用します。
図形や画像が多くて目的のオブジェクトを選択できない場合は、選択ウィンドウを使うと効率的です。
PowerPointでオブジェクトの位置関係を自由に調整したい場合は、重なり順を理解しておくと、よりきれいなスライドを作れるようになります。

