Windows

【Excel】中央値の求め方を解説!0を除くなど条件付きのやり方も合わせて紹介

Excelでの中央値の求め方を解説!0を除くなど条件付きのやり方も紹介

はじめに

Excelでデータを分析していると、

  • 中央値(メディアン)を求めたい
  • 平均値ではなく中央値を使いたい
  • 0を除いて中央値を計算したい
  • 条件に一致するデータだけの中央値を知りたい

と思ったことはありませんか。

ExcelではMEDIAN関数を使うことで簡単に中央値を求められます。また、工夫次第で「0を除く」「空白を除く」「特定の条件だけを対象にする」といった条件付きの中央値も計算できます。

筆者も売上データやアクセス解析を行う際、極端に大きい数値や小さい数値の影響を受けにくい中央値を利用することがあります。平均値だけでは分からない実際の傾向を把握できるため、データ分析では欠かせない関数の一つです。

この記事では、Excelで中央値を求める方法から、条件付きで計算する方法まで詳しく解説します。


中央値(メディアン)とは?

中央値とは、データを小さい順に並べたときに真ん中に位置する値のことです。

例えば、次のようなデータがあるとします。

データ
10
15
20
25
100

この場合の中央値は

20

になります。

平均値は34ですが、100という極端な値に影響されています。

中央値なら極端な数値の影響を受けにくいため、実際のデータの傾向を把握しやすいという特徴があります。


MEDIAN関数で中央値を求める方法

ExcelではMEDIAN関数を使用します。

構文

=MEDIAN(範囲)

A1~A10の中央値を求める場合

=MEDIAN(A1:A10)

Enterキーを押すだけで中央値が表示されます。


複数の範囲を指定する方法

複数のセル範囲も指定できます。

=MEDIAN(A1:A10,C1:C10)

離れた場所にあるデータもまとめて計算できます。


0を除いて中央値を求める方法

データに0が含まれている場合、0を除いて計算したいことがあります。

Microsoft 365・Excel 2021以降では、FILTER関数と組み合わせると簡単です。

数式

=MEDIAN(FILTER(A1:A10,A1:A10<>0))

この数式では、0以外のデータだけを抽出して中央値を計算します。

筆者もアンケート結果や売上データで「未入力」を0として扱っている場合によく利用しています。


条件付きで中央値を求める方法

特定の条件に一致するデータだけを対象に中央値を求めることもできます。

例えば、「商品A」の売上だけを対象にする場合は、次のように入力します。

=MEDIAN(FILTER(B2:B100,A2:A100="商品A"))

A列に商品名、B列に売上金額が入力されている場合、「商品A」の売上データだけから中央値を求められます。


空白セルはどう扱われる?

MEDIAN関数では、空白セルは自動的に無視されます。

例えば、次のようなデータでも問題ありません。

データ
10
15
(空白)
20
30

空白を除いたデータだけで中央値が計算されます。


エラー値がある場合の対処法

データ内に

  • #N/A
  • #VALUE!
  • #DIV/0!

などがあると、MEDIAN関数もエラーになります。

その場合はIFERROR関数やFILTER関数を利用してエラーを除外しましょう。


MEDIAN関数とAVERAGE関数の違い

項目 MEDIAN AVERAGE
求める値 中央値 平均値
外れ値の影響 受けにくい 受けやすい
データ分析
売上分析

極端な数値が含まれるデータでは、中央値の方が実態を把握しやすいことがあります。


実際に使ってみた感想

筆者はブログのアクセス解析や売上管理をExcelで行っています。

以前は平均値だけを確認していましたが、一部の記事だけアクセス数が極端に多く、全体の状況が分かりにくいと感じていました。

そこでMEDIAN関数を使って中央値を確認したところ、多くの記事の実際のアクセス数を把握しやすくなりました。

また、売上管理では「0円」のデータを除外して中央値を計算することで、営業成績の傾向をより正確に分析できるようになりました。

平均値だけでは見えないデータの特徴を知るためにも、MEDIAN関数は非常に便利だと感じています。


よくある質問

MEDIAN関数で文字列は計算されますか?

いいえ。

文字列や空白セルは無視されます。


0は計算対象になりますか?

はい。

0も数値として扱われるため、除外したい場合はFILTER関数などを利用してください。


条件付き中央値は古いExcelでも使えますか?

FILTER関数はMicrosoft 365・Excel 2021以降で利用できます。

古いバージョンでは配列数式やVBAを利用する必要があります。


平均値と中央値はどちらを使うべきですか?

極端な数値(外れ値)が含まれるデータでは中央値がおすすめです。

一般的な集計では平均値、データの実態を把握したい場合は中央値を使い分けるとよいでしょう。


まとめ

Excelで中央値を求めるには、MEDIAN関数を使うのが基本です。

通常の中央値だけでなく、FILTER関数と組み合わせることで、0を除外したり、特定の条件に一致するデータだけを対象にしたりと、柔軟な集計が行えます。

筆者もアクセス解析や売上分析では、平均値だけでなく中央値も確認するようにしています。外れ値に左右されにくく、実際のデータ傾向を把握しやすいため、分析の精度を高めたい方はぜひ活用してみてください。